歯を失った場合、インプラントで新しい歯を作ることもできますが、このインプラント治療は手術が必要であり、また全ての人がそれを希望するわけでありません。
そのような場合はブリッジで治療を行います。 クラウンブリッジ[院長室ブログ] »

前歯の根の先あたりが時々腫れ、常に違和感があります。その歯は神経を失っており、セラミッククラウンでかぶせてあります。
よく見ると、▼の部分が膨らんでいて、膿がたまっています。
レントゲンを撮影してみました。神経がない歯は、根の先に「根先病巣」とよばれる膿の袋を作ることがよくあり、そのような場合はこんな症状がでますが、このケースではそれはありません。
白く写っている部分は金属です。
問題の歯の中に入っている金属は非常に太く、と言うことは歯の質が非常に薄いと言うことであり、この歯の根にはヒビが入っており、そこから感染を起こしているのです。このような場合は抜歯しか治療方法がありません。

クラウン(差し歯)をはずしたところです。根の外側は非常に薄く、内側にヒビが確認できました。
隣の歯は、クラウンをはずしたり削ったりしてあります。
歯の根を慎重に取り出します。薄い部分が割れて根の先が骨の中に残ると、周囲の骨を削って取り出さねばならず、そうなるとあとあと歯ぐきが凹んでしまい、ブリッジの形が悪くなります。
このような関係になっていたわけです。

- 抜歯が終われば縫合をし、その場で仮のプラスチックのブリッジを合わせます。

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左:抜歯当日
右:抜歯後一週間
この状態で、歯ぐきが落ち着くのを最低一ヶ月は待たなくてはなりません。


- 抜歯後一ヶ月半経過しました。
歯ぐきも凹まず綺麗に治っています。この型を取りセラミックブリッジを作ります。 
- 完成したセラミックブリッジ


- 左:セット前 右:セット後

- 左:セット前 右:セット後

- セット後2週間経過。
歯ぐきともよくなじみ、いい状態だと思います。

抜歯のご説明をしたときは、最終的にどうするのか悩んでおられましたが、色も他の歯ときれいに合っており、自然な感じに仕上がったこの結果を見られて、大変満足していただけました。
やはり、リスクを伴わない基本的な治療も大事にすべきものだと思います。

